BST-G.TM3になって入力項目の変更がありました。 |
変更内容は以下の通りです。 |
P(準備計算)データ入力 |
P(準備計算)でのデータ入力では以下の項目で変更または一次停止があります。 |
P-16 標準剛度 | ||
P-21 べた基礎の指定 | 一時停止 | 現在の処理方法をそのまま立体フレームでの応力計算に継承することも考えましたが、それでは今までの応力計算方法が平面解析であったがために不完全だった部分がそのまま残ってしまい、加えてその部分が立体解析での結果ではより顕著化するので、今回のリリースでは一時的に割愛することにいたします。 しかし、BST-G.TM3では立体解析の処理能力を生かした方法に方針を変更し、復活させる予定です。 |
P-36 雑壁 | 一時停止 | 雑壁は、主フレーム面内には無いが、一応無視できない剛性を持った「壁の剛性」を入力をする項目です。 ここで入力された雑壁剛性は「入力偏」に書かれている通りなのですが、主に「剛心」を計算するときに使用され、その結果「偏心率」や「ねじり補正値α」に影響します。 TMUの平面解析では雑壁に関しては、「ねじり補正値α」さえ得られてしまえば、雑壁のそのものを「部材」として剛性マトリックスに組み込む事をしないので得に問題は無かったのですが、TM3の立体解析では、雑壁の位置がフレーム面内であろうと面外であろうと、一部材として剛性マトリックスに組み込む必要があります。 そのためには、雑壁の上下に別途節点の設定が必要となり、それもある程度「幅(壁長さ)」を持った部材になるので、剛性マトリックスへの組み込みは相当に複雑で困難な問題が発生してしまい、このままでは処理はできません。 この解決には、層、フレーム、軸の考え方や設定方法を大幅に変更する必要があります。 以上のことから「雑壁」項目は今回のリリースでは一時的に割愛することにいたしました。 |
P-57 はり特殊荷重(1) | 一時停止 | これら追加荷重に共通しているのは、内部処理が平面解析には非常に効果的な処理をしていたのですが、平面解析での処理用にまとめた値が立体解析ではそのまま使用できない部分が含まれていました。 そのため、それらを再度慎重に分析し、プログラムを修正し入力項目を復活させます。 その作業が終るまでは一時的に割愛することにいたします。
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P-58 はり特殊荷重(2) | 一時停止 | |
P-59 はり特殊荷重配置 | 一時停止 | |
P-60 柱特殊荷重(1) | 一時停止 | |
P-61 柱特殊荷重(2) | 一時停止 | |
P-62 柱特殊荷重配置 | 一時停止 | |
P-63 柱追加荷重 | 一時停止 | |
P-64 任意点追加荷重 | 一時停止 | 「P-36 雑壁」と同じ理由により、一時的に割愛することにいたします。 |
P-65 層追加荷重 | 一時停止 | |
P-66 はり位置 | 一時停止 | はり位置の入力項目は、層、フレーム、軸の考え方や入力方法を変更し、同等以上の機能を持った内容への変更を勧めています。 その作業が終るまでは一時的に割愛することにいたします。 |
P-67 はり位置部分指定 | 一時停止 |
注意 |
「一時停止」していた入力項目の復活時には、入力項目はまったく元のままではなく変更されることもあります。 |
また最終的に不要であったり、その他理由で復活が困難であれば、その入力項目は「一時停止」では無く「停止」または「削除」になることもありますので、予めご了承ください。 |
K(剛性計算)データ入力 |
K(剛性計算)でのデータ入力では以下の項目で変更または停止があります。 |
K-1 計算フレーム指定(TM2) | 停止(BST-G89TMU) | これらはBST-G89TMUの時から停止になっていた項目です。 |
K-2 支点拘束データ(必) | 変更 | 支点拘束の入力が一部変更になりました。 詳しくはこちらをご覧ください。 |
K-3 柱軸方向変形考慮 | 停止 | これら入力項目は、BST-G89TMUの時から実質的にほとんど使用されていなかったので、「停止」にしました。 |
K-4 壁剛性評価指定 | 停止 | |
K-5 はり剛性直接指定 | 停止 | |
K-6 はり剛性配置 | 停止 | |
K-7 RCスラブの範囲指定(新) | 変更 | 旧「K-7
柱剛性直接指定」はBST-G.TM3用に「K-7 RCスラブの範囲指定」に変更されました。 詳しくはこちら(追加・変更マニュアル(PDF))をご覧ください。 |
K-8 柱剛性指定 | 停止 | これら入力項目は、BST-G89TMUの時から実質的にほとんど使用されていなかったので、「停止」にしました。 |
K-9 床ブレース指定(新) | 変更 | 旧「K-9
はり剛域直接指定」はBST-G.TM3用に「K-9 床ブレース指定」に変更されました。 詳しくはこちら(追加・変更マニュアル(PDF)))をご覧ください。 |
K-10 独立基礎形状(新) | 変更 | 旧「K-10
柱剛域直接指定」はBST-G.TM3用に「K-10 独立基礎形状」に変更されました。 詳しくはこちら(追加・変更マニュアル(PDF))をご覧ください。 |
K-11 独立基礎配置(新) | 変更 | 旧「K-11
鉄骨ブレース断面積指定」はBST-G.TM3用に「K-11 独立基礎配置」に変更されました。 詳しくはこちら(追加・変更マニュアル(PDF))をご覧ください。 |
K-12 耐力壁ブレース置換断面積 | 停止 | これら入力項目は、BST-G89TMUの時から実質的にほとんど使用されていなかったので、「停止」にしました。 |
K-13 耐力壁剛性低下率 | 停止 | |
K-14 雑壁の剛性倍率 | 停止 | |
K-15 重心計算対象外柱指定 | 停止 | |
K-16 フレーム外重量 | 停止 |
注意 |
「停止」になっている入力項目は、今後BST-G.TM3で使用することも視野に入れ、この機会に「停止」にしました。 |
S(応力計算)データ入力 |
S(応力計算)でのデータ入力では以下の項目の停止があります。 |
S-2 節点追加荷重 | 停止 | これら追加荷重は、BST-G.TM3では使用しないので「停止」しました。 |
S-3 節点追加荷重配置 | 停止 |
注意 |
これら停止項目は、P(準備計算)で追加データ系の入力項目の一部になることも考慮中です。 |
M(断面計算)データ入力 |
M(断面計算)でのデータ入力では以下の項目の停止があります。 |
M-4 鋼材形状 | 停止 | これらはBST-G89TMUの時から停止になっていた項目です。 |
M-14 柱部材形状 | 停止 | |
M-18 断面計算条件(RC,SRC) | 変更 | 「長期に最大モーメントを受ける部分の引張り鉄筋断面積を決定する方法」の入力項目を追加(2010/12/23) 詳細はこちら |
M-19 鉄筋比制限(RC) | 停止 | これらはBST-G89TMUの時から停止になっていた項目です。 |
M-20 鉄筋比制限(SRC) | 停止 | |
M-21 鉄筋比制限(RC耐力壁) | 停止 | |
M-46 はりグループ指定 | 停止 | |
M-47 柱グループ指定 | 停止 | |
M-48 壁グループ指定 | 停止 |
注意 |
ここでの停止項目は、現時点では今後も復活する予定はありません。 |