施工令第87条(風圧力)への対応

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BST−G89TMのアップグレードファイルは2001年2月6日に掲載⇒ダウンロードページへ移動
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1. 今回のアップグレードでBST-G89TMはバージョン6.45となります。
2. 今回のアップグレードは、施工令第87条(風圧力)への対応をしたものです。
3. プログラムの変更点は以下の通りです。
4. 入力画面
  入力データ追加のため、入力画面は2画面が変更になりました(<画面1>,<画面2>参照)。
   
  4.1 地表面粗度区分とVoの入力
    「[2] 建物規模(必)」(<画面1>参照)では、地表面粗度区分とVoの入力項目が追加となりました。
    ディフォルト値は、
地表面粗度区分 3
Vo 32 m/sec

です。

    それ以外の値を使用する場合は、必ず入力してください。
    なお、入力しない限り画面にはディフォルト値が<画面1>のように表示されるようになっていますので確認してください。
   



<画面1>
画面は見易くするため、白黒反転としています

     
     
  4.2 建物高さ、軒高の入力
    風圧力qを計算するのに必要となる建物高さ、軒高は、地震力等で使用(入力)する値とは別に入力します。
    風圧力を計算する時に使用する建物高さ、軒高の入力は、「[5] 階高(必)」(<画面2>参照)で入力します。
    「建物高さ」、「軒高」ともX方向とY方向で別の値が入力できます。
    ディフォルト値は、「建物高さ」、「軒高」とも一般階高となりますので、必要に応じて入力してください。
   



<画面2>
画面は見易くするため、白黒反転としています

     
     
  4.3 「[22] 速度圧」につきましては、今まで通りそこでの入力値が上記「粗度係数」「Vo」「建物高さ」「軒高さ」によって自動的に算出される風圧力qに優先します。
     
  4.4 風力係数とその配置につきましては、今まで通り、「[23] 風力係数」「[24] 風力系数配置」で行ってください。
     

 

5 『BST-G89TM ver6.45』以前のバージョンで作成されたデータを使用する場合の注意点
   
  『BST-G89TM ver6.45』では風圧力の処理機能が追加されています。それに伴って、前述2.のように入力項目も追加されています。
そのため、ver6.45以前のバージョンで作成されたデータをそのままver6.45で実行した場合、必要としているデータが不足することになり、その結果、
    準備計算  入力データ出力1
  部材配置データ記録中
     に
Pprint1.sub[・・・・・行]:エラー[11]
0で割ることはできません
任意のキーを押してください
というエラーが出てしまいます。
これを防ぐため、ver6.45以前のバージョンで作成されたデータを、『BST-G89TM ver6.45』で実行するときは、最初の一回だけ以下の操作をしてください。
P(準備計算)の入力で、
1. 「P-2 建物規模」の入力画面を開き、「粗度係数」と「Vo」の値を確認し、<登録>(F10)で終了する
2. 「P-5 階高」の入力画面を開き、そこに表示されているX,Y方向の「建物高さ」と「軒高さ」を確認し、<登録>(F10)で終了する。
を実行してください。
これで、上記エラーは発生しなくなります。
   
以上宜しくお願いします。