[BST-G89TM][BST-G89TMU] |
BST-Gでの柱座屈長さの計算方法について |
移動に対する条件 | 拘 束 | 自 由 | ||||
回転に対する条件 | 両端自由 | 両端拘束 | 一端自由 他端拘束 |
両端拘束 | 一端自由 他端拘束 |
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座屈形 | ||||||
理論値 | L | 0.5L | 0.7L | L | 2L | |
推奨値 | L | 0.65L | 0.8L | 1.2L | 2.1L |
鋼構造設計指針(日本建築学会),11.3 単純な支持条件を持つ材の座屈長さ |
■ | 一般的には柱の座屈長さ lk は、ラーメン柱材の横移動が拘束されている場合は節点が水平に移動しないものとして、上表の「拘束」の理論値または推奨値を使用することができます。 | ||
■ | また横移動が拘束されていない場合は、同じく上表の「自由」の理論値または推奨値を使用することができます。 | ||
■ | しかし、「BST−G89TM」および「BST−G89TMU」ではラーメン柱材の座屈長さ lk の算定にあたって上表の理論値および推奨値のいずれも使用しないで、以下の近似算定式の内、「水平移動が拘束されない場合」の式を用いて算出した値を使用しています。 | ||
■ | 座屈長 lk を求めるには柱の節点間距離を lc としたときの座屈長さ係数 K を用いて | ||
として求めますが、 K は近似的に以下の式によって求めることができます。(鋼構造塑性設計指針(日本建築学会) 6.5柱の座屈長さ) | |||
水平移動が拘束される場合 (「BST−G89TM」および「BST−G89TMU」では当式は使用されていません) |
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水平移動が拘束されない場合 (「BST−G89TM」および「BST−G89TMU」では全柱材に当式が使用されています) |
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※参考文献 |
鋼構造設計指針(日本建築学会) |
鋼構造塑性設計指針(日本建築学会) |